杉山 律夫 


■プロフィール

 1947年(昭和22年)12月14日、愛知県春日井市に生まれる。
 中村丘陵門下の日本画家であった父、杉山丈夫に日本画の手ほどきを受け、 15歳の誕生日に画家になることを決心。
 1968年、渡米と共にメキシコに定住。
 1970年、ベラクルス大学スペイン語科を卒業し、同大学アトリエに通う。
 同年ベラクルス州立劇場ロビーにて日本大使館後援による個展を開催。
 メキシコ滞在中、蝶を採集すると共に、蝶に魅せられ、以降8年間は蝶をモチーフにした作品を描き続ける。
 1974年、父が飛行機事故のためバリ島で他界。
 その1年前、父の死を予見していた作品を描いていたことが恐ろしく、蝶を描くのを止める。
 以降、仏教に興味を持ち、特に曼陀羅の写本に熱中。
 1976年、作品集「曼陀羅」を出版。
 この頃からドイツ幻想主義に傾倒し、78年〜82年に渡り群青、緑青を使い幻想的な作品を描く。
 1982年、35歳になって自動二輪の免許を取得すると、空間の中心を走ることにより風景がシンメトリーに自分を通過するのを知り、「イリスの虹」を描いたのを機に"青の時代"から脱し、多色化となる。
 1965年、第1回白士会に「家並」が初入選して以来、毎年同展への出展を続けている。


■現況

・白士会 会員 審査員
・南山大学外国人留学生別科 非常勤講師
・名古屋市名東区区民展 審査員
・春日井市市民展 審査員
・丸栄文化事業部 講師
・名古屋日墨協会 理事
・東海日本チリ協会 理事
・春日井市文化功労者


■略歴

1947愛知県春日井市生まれ---
1965第1回 白士会展出品(以降毎年出展)愛知県美術館
1972風景画展中日画廊
1973第1回 心炎会展松屋
1974グループ展中日画廊
1976密教画写本展 個展中日画廊
1977名美展名古屋美術倶楽部
1979杉山律夫 欧州風景展ギャラリー関
1979杉山律夫・木村昭平 二人展丸栄スカイル
1980幻想展ギャラリー関
1981銅版画集 四人の風景展丸栄スカイル
1982現代日本画作家展下村画廊
1982杉山律夫展栄NOVA
1983杉山律夫 日本画展華画廊
1983第9回 心炎会展松屋
1985第3回 AC創作美術日本画展アサヒアートギャラリー
1986第4回 AC創作美術日本画展紀伊国屋画廊
1986杉山律夫展ギャラリー無我
1987第5回 AC創作美術日本画展紀伊国屋画廊
1988第1回 15期展栄NOVAギャラリー
1988杉山律夫・梅村勝彦 二人展バウハウス
1989斉藤美術館 展示斉藤美術館
1990「百花譜」展示毎日ギャラリー
1991春日井市文化功労賞受賞---
1992メキシコにおける日本人画家展メキシコ
1992現代作家精鋭展風童門
1993墨の花画集出版記念原画展丸栄スカイル
1993杉山律夫 墨の花原画展風童門
1994杉山律夫 原画展とサイン会松坂屋・丸善
1995第2回 日本の美術選抜作家交流展朝日生命ギャラリー

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■ 白士会展 出品作 35年間の記録(1965年 〜 2001年) ■