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アイリスはギリシャ神話の虹の神の名。広くヨーロッパで親しまれてきた。最も普及しているジャーマ
ンアイリスを始めダッナアイリス、イングリッシュアイリス等々多彩。アイリスの代表格カキツバタは、万
葉集にも詠まれ古くから愛されてきた。知立市内、無量寿寺はカキツバタの名所として知られる。
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高さ1メートル前後。エノコログサと同類。茶色の穂に実が熟すと動物の尾のように垂れる。粟粒のよう
にと形容されるように、五穀のうち一番小粒だが、粟おこし、粟もちの風味でおなじみ。
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別名コエビソウ メキシコ原産
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秋桜の名にそむかず、秋になれば桜花のような美花を開くので渡来当時、この名が用いられた。 一年生草本、草丈2、3メートルぐらい。主茎太く、上部でよく分かれる。葉は対生、二回羽状複葉で、 各裂片は、線形、花は分かれた枝の先端に付く。花色は白、淡紅、紅、紫紅、黄などがある。大きい花は 径7センチぐらいになる。 (「花の歳時記」 居初庫太著 淡交社 より抜粋)
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丈50センチから1メートル、lO月ごろ、ササ形の葉
のつけねから2、3個の花を付ける。錨形の6花弁、
花柱は途中で3裂、さらに各2裂して、花弁ともに紫
の濃艶な斑紋がある。花名はこの斑紋が鳥のホトト
ギスの胸の斑点に似ていることに由来する。
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花軸が鶏のトサカそっくりで“鶏頭”以外には名前の
付けようもない。その”トサカ”、の両側の無数のぼろぼろが花だが目立たない。ケイトウ属のギリシャ語 Celosia は<燃焼>を意味し、カッとして“頭に来
る“ことを連想させる。
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オオムギもコムギも中国から渡来した。奈良時代以 前といわれる。オオムギは粒殻に生えた針(ノギ)が 長い。押し麦にして麦飯に、またビールの原料にも オオムギを使う。パンやうどんになるのはご承知の コムギ。初夏、ムギ穂が黄褐色に波打つ景色を麦秋 という。
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常緑低木。枝先ごとに数粒ずつ実を付け、真冬に真 っ赤に熟す。面影のよく似た背高のマンリョウは全 く別科目。しかしともに正月の床の間を飾るのにふ さわしい。実が珊瑚細工に似てか.クササンゴの別 名がある。
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高さ50センチから1メートル。枝先に10センチほど の大輪の花を開き、初夏の風に揺れて風情がある。 芍薬の文字通り、根は漢方の基本薬。腹痛、下痢、婦 人科疾患などに応用される。園芸でも多彩な品種が あり、一重咲き、翁咲き、冠咲き、バラ咲き・・・。
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庭木としてうえられる常緑木。茎は直立してつる性をおび、高さ約1メートル。全体に毛はなく四角ばり 緑色。葉は枝があり対生。夏に枝を分岐し、香気のある白色の花をつける。がくは緑色で5つにさけ、花冠の 筒部は狭く長く、先は4つにさける。(”学生版牧野日本植物図鑑” 牧野富太郎著 北陸館 より抜粋)
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古名をオバナ(尾花)といい、秋の七草のひとつ。名は、すくすく立つ草の意というが異説もある。 茎はよく育って高さ1〜2メートル。葉は互生、狭線形で先は尖っている。
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別名フジバカマ、香草、香水草。 秋の七草のひとつ